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プロジェクトストーリー
大阪府電設資材卸業協同組合様 組合紙【大阪電材界187号 「クローズアップ」 取材先:南電機株式会社 代表取締役社長 岡崎英雄氏 インタビュアー 菅谷福利厚生副委員長】
- ブラックシリーズ
- ズンギリレンチ

タイトル「機能性×デザイン性×環境性で電路材イノベーション」
南電機株式会社は、電路支持材・電線管付属品の専門メーカー。「電気工事の安全と省力化に貢献し、人・社会・環境に優しい企業を目指す」という理念のもと、ケーブルを支えるためだけではなく、空間演出の一部となるデザイン性を兼ね備えた電路支持材の提供を行なっている。公共施設や商業施設など様々な建物に使用され、「大阪・関西万博」でも多数の製品が採用された。
「おめでたい60周年」
菅谷 それではご経歴をお願いします。
岡崎 大学卒業後、大和リース株式会社に入社し、資材部で13年勤めていました。南電機は義親の会社でして、先代である廣岡より「南電機で経理をやって欲しい」と打診を受け、入社することになりました。経理を担当しながら、「毎月営業会議に参加し議事録作成をするように」とするなど、経営にも少しですが携わっていました。妻が一人娘なので、後々私に会社を継いでもらうための準備だったと思います。
2017年に先代が急逝。突然の社長に就任しました。はじめは不安でしたが、夫婦二人三脚で経営し、おかげさまで今年設立60周年を迎えました。ちなみに私も今年還暦を迎えました。
菅谷 会社も社長も60周年とはとてもおめでたい年ですね!

大阪゛ミナミ゛で商いを始める
では、次に沿革を教えてください。
岡崎 1964年に電気製品販売会社「南電気店」を創業。社名の由来は、創業者が大阪“ミナミ”で商売を営んでいたからです。1966年に改組し「南電気株式会社」として家電部と電気工事部を構えました。その後、1967年に電設資材を扱う電材部(製品総称:SPRINGER®)を開設。翌年、大阪西区立売堀に本社を構え、社名を「南電機株式会社」に変更しました。そこから現在に至るまで、電路支持材と電線管付属品をメインで製造しています。私が4代目です。拠点は、本社が大阪、営業所が東京と福岡の2か所。工場は富田林とベトナムにあり、西成の商品センターを含め6か所になります。
「アート思考」で電路資材イノベーション

菅谷 次に、商品について教えてください。
岡崎 現在の主力商品は日本製鉄さんの黒ZAM®︎ を使用した「黒色レースウェイ」と「黒色ケーブルラック」です。こちらの製品は黒色めっき鋼板の鉄を使用することで塗装不要なところが、でCO2も抑制でき、大変ご好評いただいております。
菅谷 塗料の劣化なども気にせずに使えるんですね!開発のきっかけはなんですか?
岡崎 社長に就任した2017年末に福岡の天神にあるクライアント様の店舗に訪れた際、弊社の「ケーブルラック」と「レースウェイ」がスケルトン天井に使用され、アート性があることに気付きました。毎月営業会議に参加していたお陰で、空間と調和する黒色電路支持材にしたら需要があると思いました。たまたま翌2018年に日本製鉄さんより黒ZAM®をご紹介いただきした。
いただいた黒ZAM®︎のことを思い出し、空間と調和する黒色にしたら需要があるのではとひらめきました。
マットで高級感のある黒色に加え、弊社のケーブルラック断面はコの字状(リップ溝型)なので、たわみにくく、また底面板を自社工場で組み込んで納品でき工事現場での省力化も実現しました。
熊本城ホールに納入したことをきっかけに、テーマパークのアトラクション、大学の校舎、美術館、コンサートホールなどたくさんの施設にご採用いただいております。
菅谷 電路支持材と空間デザインを結びつけるとは、驚きです。おしゃれな施設に調和していますね。その他に工具も作っていらっしゃるんですよね?
岡崎 寸切りボルトをフック式でどこからでも施工できる「ズンギリレンチ」やM6専用でチョコっと使いたいときに便利な「サドルレンチ」など経営理念である、現場作業の安全と省力化を可能にする製品開発に励んでいます。ズンギリレンチは、発売当初、多機能性を追求しヘッドとハンドルを分解できる仕様にしていたのですが、なかなか売れなくて。見た目は悪いですが、一体型にしてストラップ穴を開けたところ大好評!今では多くの方にご使用いただいております。
菅谷 今のカタチになるまでにそんなストーリーが!この「ズンギリレンチ」は企業努力の賜物なんですね。



「大阪・関西万博での活躍」・「社員が働きやすい環境づくり」・「マイブームはピアノ」
「大阪・関西万博での活躍」
岡崎 今年は私にとって転機の年でして、大阪・関西万博で弊社の製品を多数ご採用いただきました。
大阪メトロ中央線には「夢洲駅」と「弁天町駅」に、パビリオンでは「フランス」「ポルトガル」「マレーシア」「大韓民国」「TECH WORLD」「EARTH MART」に納入させていただきました。「ポルトガル、マレーシア、EARTH MART」は、万博の建設が進む2024年に、羽曳野市の市庁舎建て替えに関するシンポジウムでパビリオンの設計を担当されていた建築家の隈研吾先生にご挨拶させていただけたことが採用につながったと思います。
菅谷 それはすごい!隈研吾先生と話しができる機会なんてめったにないですもんね。
岡崎 ご縁を頂いて、ご挨拶させていただきました。その際、万博にすでに納品していた製品のアピールなどもできてタイミング的にも良かったです。なので、万博に行くと天井ばかり撮影してしまいます。知らない人からすると不思議な人だと思われたでしょうね。こればかりは職業病です。(笑)
菅谷 私も通期パスを買って万博にはよく通っていました。あの時、天井をちゃんと見ておけばよかったです。
岡崎 天井は注目される機会が少ないのでそこが我々の課題でもあります。
「社員が働きやすい環境づくり」
菅谷 現在、注力している取り組みはありますか?
岡崎 社員の皆さんにいつまでも健康でいて欲しいので健康経営に力を入れていまして、唾液検査で6種類の癌がわかる「サリバチェッカー」を導入しました。また、休暇などに利用してもらえるように福利厚生でリゾートホテルの契約もしています。
他には、本社の内装工事を行いまして、ザ・昭和のオフィスからおしゃれなオフィスにリニューアルしました。きれいなオフィスになったことで社員のモチベーションも上がったように感じます。1階には製品の展示場「アートな電路ギャラリー」を作ったので、いつでも製品を見にいらしてください。今後は営業所も改装予定です。
「マイブームはピアノ」
菅谷 プライベートについてお聞かせください
岡崎 10歳半になるうさぎを飼っていまして、可愛くて生きがいになっています。娘の意向で飼い始めたのですが、今では掃除やブラッシング、ご飯まで全部私がお世話をしていま

「巡り巡り合い、助け助け合い」

「巡り合い、助け合い」
菅谷 最後に、今後の抱負を教えてください。
岡崎 社長に就いた頃は大変でしたが、ここまでやってこられたのは、様々な人に巡り合い、助け合ってきたからだと思っています。これからもご縁を大切にしながら100周年を目指して社員とともに頑張りたいと思います。
今日はお越しくださりありがとうございました。
菅谷 こちらこそ凄く刺激を受けて勉強になりました。ありがとうございました。
南電機のキャラクター『みなみちゃん』新登場‼ 宜しくお願いします。
「食べて、楽しんで、仕事して、よく寝て」
みんなよろしくね。
